2021.12.17|ファファラは気候変動対策に取り組んでいます ~CO2ニュートラル補償プロジェクト~


  

 

ファファラは気候変動対策に取り組んでいます 

~CO2ニュートラル補償プロジェクト~

 

 

 

ファファラは2021年から、マダガスカルで厳格に運営されている気候保護プロジェクトを通して、CO2消費量を相殺し、CO2ニュートラルになりました。この気候保護プロジェクトでは、ソーラーポンプを備えたシンプルで安価な給水設備を設置し、汚れた水を沸騰させるときに発生するCO2排出量を削減し、さらに汚染水によって頻繁に引き起こされる、子供たちにとっては致命的になりうる下痢性疾患も予防します。

ファファラが協力しているマダガスカル島北部でのオーガニックフェアトレードプロジェクトと、移動式助産援助プロジェクトをとおして、私たちとマダガスカルの人々の心の距離は非常に近いので、大きな意味のあるこの気候保護プロジェクトを行う事を決めました。

 

製品の製造、保管、輸送、販売活動には、それがどれほど環境に配慮していてもCO2が排出されます。そのため、中立の機関と共にどれだけCO2を排出しているかを計算し、どこまでCO2排出量を削減できるのかを見極め、削減できるところまでCO2排出を抑える努力をする事にしました。またそれに加え、Climatepartner(https://www.climatepartner.com/en)などの国際的に認められた機関の協力によってCO2を相殺するCO2ニュートラルも気候保護のためのもう1つの重要な手段です。

具体的には企業の全体的な二酸化炭素排出量を計算し、この温室効果ガスの排出量を認定されたオフセット(埋め合わせ)方法、または気候保護プロジェクトを通じて中立・ニュートラルにします。

ファファラはどのようにCO2削減に関われるだろうかを考えています。カーボンオフセットは金銭的な補償パートナーシップ、財政的な支援で行われます。ただ、私たちが世界を考える時、単にCO2ニュートラルのために金銭で相殺をするのではなく、私たちのプロジェクトによって、そこに住む人々の生活空間が守られたり、病気から守られたり、仕事が生まれたりなどの「良い」ことが起きて欲しいのです。

 

飲料水でどのように気候保護ができるのでしょう?

マダガスカルを例にとると、農村人口の5%だけがきれいな水を利用でき、残りの95%は必要な水を手掘りのために浅く、穴も大きく開いている汚染された井戸から得ています。このような井戸の水は病原体で汚染されている事が多く、特に子供にとっては汚染された水による下痢は健康上、致命的に危険です。そのため島の農村地域では安全な水を得るためにまず井戸水を沸騰させ無菌にしています。その水を沸騰させるためのエネルギーとして木が伐採され、燃料として相当量のCO2を排出しています。そのため、森を守ること、燃料として利用した結果のCO2排出との関係で、気候保護と関係があるのです。

ファファラが支援する気候保護プロジェクトでは、ソーラーポンプを備えたシンプルで安価な給水設備が設置されました。これらの設備で、より深く掘削された井戸から貯水タンクに衛生的な水が汲み上げられ、誰もが使える衛生的な公共の井戸となり畑の灌漑にも使用されます。 すでに6,500人の住民がいる5つの村がこの給水につながっています。これにより、薪の火で沸騰するときに発生するCO2排出量を削減し、長い間マダガスカル以外の場所でも人々を苦しめてきた汚水による感染症を防ぐことができます。そして農家の人たちが畑に行き、牛の世話をし、健康に家族を養うことを可能にするのです。 

(写真: ClimatePartner)