ファファラのエッセンシャルオイルは、700を超えるスイスの病院やケア施設で使われています。

毎日のプライベートなリラックスや衛生面だけでなく、感染症の予防に対してエッセンシャルオイルの細菌抑制効果が利用されています。

エッセンシャルオイルは、新しいウィルスに感染するリスクを減らすこともできるでしょうか。

現在のところ、この質問に答えとなる科学的に証明されたデータはありません。

ただし、これまでのエッセンシャルオイルやウィルス感染の経験から、新しいウィルスにも対抗する働きがあるかもしれません。

自然科学学者のマハ・ダルセロ博士に質問をしました。

Q：なぜエッセンシャルオイルはウィルスに対して効果があるのですか？

A：エッセンシャルオイルは効果スピードが比較的速く、またさまざまなメカニズムで働きかけるという利点があります。たとえば、ウィルスが細胞の外にある場合、ウィルスのエンベロープ（膜状の構造）は破壊される可能性があります。ウィルスが人から人にうつるのはこのようなウィルスの状態の時です。エッセンシャルオイルによってはウィルス増殖を防ぐことができ、いくつかのエッセンシャルオイルはウィルスから体を守る免疫メカニズムを活性化することもできます。ただ、このようなエッセンシャルオイルの働きは、新しいウィルスに対してどの程度の効果があるか、それはまだ解明されていません。

Q：おっしゃられているエッセンシャルオイルの働きの科学的根拠はどんなものなのでしょうか？

A：エッセンシャルオイルの抗ウィルス効果と細菌抑制効果という面では、たとえばインフルエンザウィルスやヘルペスウィルスへの効果が研究所などで調査され、文献としても発表されています。空気中の細菌を減らすためのエッセンシャルオイルの効果は病院でも調査されています。

Q：ウィルス感染から守るためにお勧めされるエッセンシャルオイルと使い方を教えてください。

A：一般的にウィルス感染にはフトモモ科のエッセンシャルオイル、ユーカリ、ティーツリー、カユプテ、マートルなどや、ラヴィンサラやレモンも適していることが研究結果などから読み取れます。一般的な細菌を減らすためのルームフレグランス、またその補足として、鼻、口、喉での使用は免疫システムをサポートすることができます。　蒸気吸入は自宅などでしか行えませんが、マウススプレーなどは外出先でも口や喉のエリアを保護する良い方法でしょう。

Q：博士は個人的にどのように注意をして過ごされていますか？実用的なヒントがあれば教えてください。

A：不要な外出はしない、よく手を洗う、そしてストレス解消のひとつとしてのスキンケア。この大変な時期をできるだけ良い状態で過ごせるようにしています。

Q：おすすめされる香りはありますか？

A：香りの好みは人によりとても異なるため、自分の好きな香りをみつけることが一番大切だと思います。突然家にいる時間が増えたので、お気に入りの香りを混ぜて自分の作品を作る時間もできるのではないでしょうか。