アロマキッズ


多くの子どもは親から離れ一人で学校生活に入っていった後、テストや友達との口論などで感情的になったり、気持ちが圧倒されたり、恐怖を感じたりすることがあります。または、心が落ち着かず興奮したり、そわそわしたりします。親がそばにおらず自分で対処しなければならないことが増えた場合に、子供たちをエッセンシャルオイルでサポートする事ができます。

 

 

 

子どもたちとのリラックスした毎日にアロマテラピーを

 

小さな子供も大きな子供も、それぞれの特性、感情、個性を備えた一個の人格を持っています。彼らの人生への取り組み方はそれぞれで大きく異なり、彼ら(そしてその親)にはさまざまな課題が与えられます。エッセンシャル オイルは、初めて親から離れる入園、入学の頃からティーンエイジャーの試験対策など、子供たちが感情的に圧倒されたり、不安定になったり、興奮して「制御不能」になったりしたときに、元気づけたり落ち着かせたり、集中力、強さ、リラックスを与える効果的なヘルパーです。生まれつき落ち着きがなく、そわそわしがちな子が落ち着くためのサポートもしてくれます。

 

子供たちは非常に感覚が鋭く、偏見なくアロマテラピーを受け入れます。彼らは自分の五感を使ってエッセンシャル オイルに積極的に反応し、先入観無しでエッセンシャル オイルと関わる事ができます。適切なエッセンシャルオイルは年齢性別に関係なく思考を明晰にし、勇気と自信を持って様々な試験に挑戦したり、物事があまりうまくいっていないときでも背中を押してくれます。ストレスの多い一日の後に心を落ち着かせるのに役立つ香りもあります。子供達にもおすすめのエッセンシャルオイルを単独で使用したり、ブレンドして

精油スティックで持ち運んで家族の「離れていても、いつもあなたの味方だよ」という大切な気持ちを伝える事もできます。

 

 

 

親はエッセンシャルオイルを学用品などに、どのように活用できますか?

 

あなたの子供が必要としているサポートは何ですか?

あなたの子供に香りの好き嫌いはありますか?

(例えば、カモミールティーが嫌い、グレープフルーツや庭のラベンダーが大好きなど)

 

 

子どもは香りを嗅いで、その時に自分が必要としている適切なアロマヘルパーを見つけることが上手です。

 

【おすすめのエッセンシャルオイルをご紹介します】

 

○集中力を高めるエッセンシャルオイル

レモンライムペパーミント(ペパーミントは高学年のみ)

 

○勇気と自信を与えるエッセンシャルオイル

シダーウッド・アトラスシダーウッド・ヒマラヤ

 

○元気づけてくれるエッセンシャルオイル

ベルガモットミントマンダリン・レッドグレープフルーツパルマローザ

 

○子供たちの心に安らぎと安らぎを与えるエッセンシャルオイル

バニラトンカビーンズベンゾインカカオエキスネロリ

 

○不安を和らげるエッセンシャルオイル

カモミール・ローマンメリッサベルガモットミント

 

○リラックスと睡眠を促すエッセンシャルオイル

ラベンダー・ファインメリッサプチグレン

 

 

エッセンシャルオイルを使ったDIY アロマケア・レシピの使用方法

 

上記でおすすめしたエッセンシャルオイルの組み合わせを実際にお試しください!

 

○勉強時間や宿題中にディフューザーで芳香浴(1~3滴を2時間ほど)

 

○お稽古事の際に自主的に使用できる精油スティックに3滴たらして

 

○夜の入浴剤として(励まし、不安、リラクゼーションなどのテーマ別に)

DIY リキッドソープ ニュートラル:大さじ 3 

エッセンシャルオイル:4 ~ 6 滴

➡ よく混ぜてお風呂のお湯に加えます。

 

○スポットで使える香り付きロールオン

ホホバ オイル:10 ml (安定性に優れたオイルなので、おすすめです) 

エッセンシャル オイル: 2 ~ 4 滴 

➡ よく混ぜて、ロールオン容器に入れます。

 

○腹部マッサージオイル、フットオイルなど

適切な特性を持つエッセンシャルオイルを自分でブレンドし、植物オイルで希釈して使ってみましょう。 

※エッセンシャルオイルは0.5%に希釈してください ➡15 ml の植物油にエッセンシャルオイル 1 ~ 2 滴

 

 

学校生活に向けた実践的なヒント

 

○子供は数学の授業を怖がっていますか? 励ましの香りをワックスペーパーに取り、数学の本に挟みます。(油染みにならないようご注意ください)

 

○アンカーの香り: 英単語の学習中に自分で決めた「英語の香り」を嗅ぎます。

英語のレッスン中、「英語の香り」の精油スティックを用意します。香りを嗅ぎながら勉強しましょう!香りと記憶は密接につながっています。

応用)さまざまな学習の際にそれぞれの香りで条件付けしてみましょう。

(Eliane Zimmermann著「AROMATHERAPY FOR YOUp. 84 参照)

 

○エッセンシャル オイルは、精油スティック、アロマストーン、ハンカチ/ティッシュの香りのコンパニオンとして使用したり、ルームフレグランスとしても使用できます。

 

○香りのスティックや香りのハンカチもケースに収まり、自宅ではアロマランプやネブライザーを使用して、宿題をしているときや夜の危機の際に適切なエッセンシャルオイルの香りを嗅ぐのに最適です。

 

 

学校や日常生活に役立つアロマキッズのレシピ

 

アロマキッズ
アロマキッズ

 

■成長と筋肉のマッサージオイル

 

私はサッカーのトレーニングや試合前に自分で作ったスポーツオイルで息子をマッサージするのが好きです。彼は現在成長期にあり、頻繁に足の引きつりやひどい筋肉痛を経験しますが、マッサージオイルがとても役に立ちます。年長のハイティーンの場合は、カユプテ 6 滴、ラバンジン 4 滴、マジョラム 2 滴、マンダリン・レッド 2 滴など、少し濃度を濃くして混ぜてもよいでしょう。

(ローザ/ファファラ カスタマーアドバイザー)

 

お子さんが16歳以上で身長が成人なみの場合は、ラベンダーの代わりにラバンジンを使用できます。ラバンジンは、さまざまな種類のラベンダーを交配したものです。カンファーの含有量が高いため、リラックスするというよりも活性化する作用があり、筋肉の問題に役立ちます。香りはやや苦みがあります。

 

 

【材料】

ホホバオイル 50ml (セントジョーンズワートオイルがあれば、更によい)

○遮光瓶

○エッセンシャル オイル

 

【作り方】

遮光瓶にオイルを入れ、精油を滴下してよく混ぜます。

※清潔な手で使用し、直射日光を避け常温保管し、早めに使い切りましょう。

 

 

 

■精油スティックで楽しく学べる

 

精油スティックは学校ではペンケースに入れたり、ズボンのポケットから取り出したりできます。柑橘、ファーニードルなどのエッセンシャル オイルは、集中力、モチベーション、学習のテーマに関しては効果的です。学ぶ喜びを!

 

【材料】

精油スティック

○エッセンシャル オイル

 

【作り方】

精油スティックを開いてスティックのカートリッジを取り出します。

エッセンシャルオイルをカートリッジに1~3滴垂らします。

カートリッジをケースに戻し、しっかりと蓋を閉めてください。

勉強する前に鼻に当てて香りを吸い込みます。

 

 

 

冬の泡風呂

 

エッセンシャルオイルは、温かいお風呂のお湯の中で特に子供の心に有益な特性を発揮します。特に寒い季節には、タイムのケモタイプであるタイム・リナロール、ベンゾイン、マンダリン・レッドのエッセンシャルオイルが体を強化し、サポートしてくれるでしょう。

ご存知ですか: タイムを使用するときは、必ず子供に優しいタイム・リナロールを選んでください。タイム・チモールは作用が強いので大人にのみ適しています。

 

【材料】

リキッドソープ ニュートラル 大さじ3

○エッセンシャル オイル

 

【作り方】

リキッドソープ ニュートラル、大さじ3をボウル型容器に入れます。

エッセンシャル オイルを 1 滴ずつ加え、よく混ぜます。

 

※よく泡立てたい時には湯張りの際の流水に加えます。

※よりアロマティックな香りを楽しみたい時には、湯張りを終えた後の浴槽に加えます。

 

 

 

安心感のオイル

 

子どもたちが悲しみを抱えているときはどうすればよいでしょうか?友達とのトラブルや学校でのトラブル、または日中のあまりにも多くの出来事が原因で夜になっても落ち着かず、腹痛を引き起こすことはありますか? 私は、夕方に香りのよいオイルで足やお腹のマッサージをして、子供たちに愛情を込めた注意を払い、安心感を与えています。香りは一日をより良く消化するのに役立ちます。

(セレナ/民族植物学者)

 

ご存知でしたか:エッセンシャルオイルを子供に使う場合は0.5%に希釈してください →15 ml の植物油にエッセンシャルオイル 1 ~ 2 滴です。

マンダリン、バニラ、ラベンダーはとても子供に優しいので、さらに数滴追加して使用できます。3 歳未満のお子様には、バニラとマンダリンを各 1 滴のみ使用してください。

 

【作り方】

ホホバオイル 15ml

○エッセンシャル オイル

 

【作り方】

すべての材料をよく混ぜます。

温かい手のひらでオイルを温め、お子様の足またはお腹を優しくマッサージします。

 

 

 

心地よい寝息のために

 

ティーツリーは自分の名声の犠牲者です。ティーツリーは非常に広範囲に有用でエビデンスもあるため、世界で最も有名なエッセンシャルオイルとなっています。この名声の結果、市場には疑わしいティーツリー製品が数多く出回るようになりました。ファファラは野生のティーツリーの木の葉だけを蒸留に使用します。非常に特別なエッセンシャルオイルとして「グラン クリュ」ラベルの「ブッシュ オイル」が誕生しました。幸いなことに、ティーツリーの天才的ないとこであるニアウリとカユプテは、これまでのところあまり世に知られていませんので偽物の確率は少ないです。この3種のエッセンシャルオイルはいずれも寒い季節の呼吸器系をサポートします。

(セレナ/民族植物学者)

 

ご存知ですか:最高品質のオーガニックのティーツリーのエッセンシャルオイルは、ご家庭や旅行時の救急箱に欠かせないものです!開封後、最長6か月間は皮膚への原液塗布にも使用することができます。(異常がないか、注意しながら使用してください。開封後はオイルに日付を記入しましょう!)開封後6か月をすぎてもティーツリーのエッセンシャルオイルは非常に穏やかで使いやすいエッセンシャルオイルですが、皮膚を刺激するようになるので原液塗布はしないでください。

 

【材料】

○エッセンシャルオイル

【作り方】

ティッシュにティーツリーのエッセンシャルオイルを1~2滴垂らします。

夜は枕元に置いてください。

※メラレウカの変種である穏やかなティーツリーは小さなお子様にも適していますが、カユプテとニアウリは 5 歳以上お子様に使用してください。

 

 

 

夜の泡風呂

 

温かいお風呂のお湯の中でエッセンシャルオイルは子供の心に有益な特性を発揮します。バニラとラベンダーのエッセンシャルオイルは心を落ち着かせ、心地よい気分にさせてくれます。忙しい一日の後に、心が今ここに戻るようにサポートしてくれます。

 

ご存知ですか:エッセンシャルオイルはお水に溶けないため、リキッドソープ ニュートラルのような乳化剤を必ず使用し、お湯に溶け込みやすくしてください。

 

【材料】

リキッドソープ ニュートラル 大さじ3

○エッセンシャル オイル:

 

【作り方】

リキッドソープ ニュートラル、大さじ2〜3杯をボウルに注ぎます。

エッセンシャル オイル加え、よく混ぜます。

 

※よく泡立てたい時には湯張りの際の流水に加えます。

※よりアロマティックな香りを楽しみたい時には、湯張りを終えた後の浴槽に加えます。

 

 

ハンドソープ

 

娘と一緒に手作りハンドソープにブラッドオレンジとベルガモットというお気に入りの2つの香りをつけました。ベンゾインを少し足して、すべてを丸く調和させます。年齢性別に関係なく、みんなこの組み合わせが大好きです。

(ステファニア/二児の母、オーガニックショップスタッフ)

 

知っていましたか? :バニラ様の香りのベンゾインは、幼い子供にも使えるエッセンシャルオイルの1つです。包み込み、リラックスさせ、魂を慰めるその効果は、肌を美しく整え、栄養を与える特性も持っています。

 

 

【材料】

ハンドソープ・ベース 300ml

○エッセンシャル オイル

【作り方】

ハンドソープ・ベースにエッセンシャルオイルを滴下します。

ディスペンサーを閉じた後、ゆっくりと回して、精油を穏やかに混ぜます。

 

 

 

子供のためのアロマテラピーですべきことと、してはいけないこと

 

1つ目:安価な「アロマオイル」ではなく、きちんとした品質のオーガニックエッセンシャルオイル

高品質のエッセンシャルオイルには、学名、抽出部位、抽出方法、栽培方法、原産国、認証機関などが必ず記載されています。エッセンシャルオイルに関しては、オーガニック品質またはオーガニック ワイルドコレクションを探してください。良いエッセンシャルオイルにはそれなりの値段がつきます(複雑な抽出と製造プロセスのため)。

 

2つ目:子供への適合性

子供は小さな大人ではありません。大人のアロマセラピーに安全で役立つ特定のエッセンシャルオイルは、子供の神経細胞や気道にとって危険な場合があります。成人の用量を少なくするというような調整するだけでは不十分で、子供にはそもそも使用してはいけません。

 

子供に使用してはいけない精油:ミント類 (ベルガモットミントを除く)、樟脳(カンファー)、ローズマリー、セージ、ヒソップ、ウィンターグリーンなどのメントールと樟脳(カンファー)を含むオイル、さらにはユーカリプトール(1,8シネオール)を含むエッセンシャルオイルが特に当てはまります。

 

3番目: 適切な投与量

子供に優しいエッセンシャルオイルを選んだら、オーガニックの植物油(アーモンド油やセントジョーンズワート油など)、オーガニックの芳香蒸留水、またはアルコール(乳児には不適)で子供用の希釈率で希釈した場合にだけお肌に塗布できます。バリア機能の未熟な子供への原液塗布は厳禁です!

 

植物油大さじ 1 (15 ml) にエッセンシャル オイル 1 ~ 2 滴を加えると、子供向けのアロマテラピーで推奨される 0.5% 希釈に相当します。信頼できる情報源から得た信頼できるレシピと自分自身の鼻だけを信頼してください!滴下の際には多く入れすぎないように慎重に行ってください。