アロマランプやバスタブで、香りを楽しみながらリラックスする時間を過ごしたり、住まいを心地よいものにしたり、ボディケアやホームスパに取り入れるなど、日常生活のさまざまなシーンで、エッセンシャルオイルの素晴らしい性質を取り入れることができます。
また、会議室やホテルのホールに香らせて場を活気づけたりと、エッセンシャルオイルはとても幅広い可能性をもっており、スイスでは学校の教室や病院の待合室などにも香りが利用されています。エッセンシャルオイルの用途は多岐にわたりますが、その中からいくつかの例をご紹介します。
■アロマランプ
居住空間に香らせたいときは、アロマランプが適しています。
お皿に水を張り、その上にエッセンシャルオイルを1〜3滴ほど(エッセンシャルオイルの特性によって異なります)垂らし、ロウソクを灯します。
注意
※お皿には常に十分な水があるようにします。
※熱くなっているお皿に冷たい水を注ぎ足さない(お皿が割れてしまう危険がある)。
※近くを離れる際はいったん火を消します。
■ポマンダー
バス・トイレや仕事机、ナイトテーブル、洋服ダンス、車内などでは、素焼きのポマンダーが適しています。
週に1度くらいの頻度で、10〜15滴のエッセンシャルオイルを希釈しないでポマンダーの上に垂らしてください。
注意
※エッセンシャルオイルを垂らす際は、常にポマンダーの下に受け皿を用意しましょう。
■ディフューザー
セラピールームやセミナールーム、ホテル、病室、待合室などでは、ディフューザー(アロマスチーム、アロマストーン、超音波式など)が適しています。
エッセンシャルオイルの強さに応じて1〜5滴をティッシュやハンカチに垂らして香りをかぎます。
呼吸器のトラブルには熱湯を入れたマグカップに垂らすと、蒸気とともに香りの成分を体内に入れることができます。
注意
※作用が強いため、少なめに使用しましょう
※香りの強い精油は1滴から試しましょう
※精油によってはシミになりますので、ご注意ください
エッセンシャルオイルをマッサージやボディケアに用いるときは、必ずベース(キャリア)オイルなどで希釈します。
ボディオイルやボディソープ、バスソルトの場合であれば、成人で1%が濃度の目安です。
例えば、50mlのベースオイル(ホホバオイル、アーモンドオイルなど)に対し、エッセンシャルオイル10滴くらいの使用が適量です。
敏感肌の方、フェイシャルケアに使用する場合、またお子様に使用する場合は濃度を半分の0.5%に抑えましょう。
ベース(キャリア)オイル30mlに対し、エッセンシャルオイル3滴の使用が目安です。
ご参考
※瓶口についているドロッパーや、1mlのエッセンシャルオイルの付属スポイトは1滴0.05mlに調整されています。
入浴には、エッセンシャルオイルの強さに応じて4〜10滴を、お湯を張ったバスタブに使用します。
エッセンシャルオイルはそのままだと水に溶けないため、ファファラのソープベース「リキッドソープニュートラル」や、生クリーム*、ハチミツといった天然の乳化剤・大さじ1~2杯に混ぜてから使用しましょう。
塩や重曹を用いるのもおすすめです。
*生クリームを使用すると保湿効果のあるミルク風呂になります。
無水エタノール(大さじ1程度)に精油を加え、精製水を加えます。
目安は、無水エタノール+精製水:75mlに対してエッセンシャルオイル30滴です。
「ファファラ ルームスプレー・ベース<BIO>」をお使いいただくと簡単にルームスプレーを作れますので、お試しください。
注意
※全体量に対して、エッセンシャルオイルの濃度は2%程度がおすすめです。
※エッセンシャルオイルはお水には溶けません。最初に無水エタノールでエッセンシャルオイルを溶かしてから精製水を加えてください。
重曹小さじ2杯に精油20滴を垂らし、水を200ml加え、スプレーボトルに入れます。
リツッアックベバやレモングラス、柑橘系、ティーツリー、ミントのような、フレッシュでさわやかな香りが適しています。
キッチンの油汚れや、リビングの手垢、お風呂の皮脂汚れなどにお使いいただけます。
アロマテラピーでは1〜3%の濃度で体の部分的なケアに使用しますが、症状がある場合には自己判断をせずに、医療の専門家やアロマセラピストに相談を受ける事をおすすめします。